私たちが扱うカシミヤ
世界でも品質の高い内モンゴルの二狼山カシミヤ
世界的なカシミヤの産地である内モンゴル自治区は日本の約3倍の大きさのある広大な地域です。 私たちの扱うカシミヤ製品はその内モンゴルの北西部、陰山山脈周辺に生息する 二狼山カシミヤヤギから採取されます。岩肌の多い山合いの近辺には草原地と砂漠が混じり、極めて稀な地理的環境のもと寒暖や乾燥の差を生み出しました。 その結果、二狼山カシミヤヤギは環境から身を守るために内側により暖かく柔らかな毛を蓄える世界でも品質の高いカシミヤの品種です。
「1140の牧民家族」と「約40万頭のカシミヤヤギ」がパートナー
カシミヤ業界には様々な問題がありました。中間流通業者による不透明な取引ルートで多重のマージンが派生し値段が高騰したり、産出地が不明な偽カシミヤが出回る事件。 私たちは内モンゴル政府の烏拉特中旗農畜産業局から認定を受け直接、牧民から公正な取引(フェアトレード)でカシミヤを受け取ります。 1140の牧民家族と約 40-30万頭のカシミヤヤギは私たちと互いに支え合うパートナーです。
草原からの明確なトレーザビリティにより高品質なカシミヤ100%にコミットします
全世界で使用されるホワイトカシミヤの大半は内モンゴル周辺の地域に生息するカシミヤヤギから採取されています。 1 匹のカシミヤヤギから取れる原料は100 ~ 150gほどです。 厳しい自然環境の中で、人の手で育て、人の手で採取されるカシミヤヤギの毛は自然から授かった貴重な資源です。 私たちは草原からの明確なトレーザビリティによって、高品質でありながら適正な価格のカシミヤをお届けします。
自社牧場の開牧 地域と共存共栄し持続可能な社会に向けて
広大な草原で生活する遊牧民にとって、馬や牛やヤギは生活を共にする家族でした。 しかし、時代が移ろい経済が発達する中で生活は厳しさを増し、草原の後継者は減少しています。私たちは、内モンゴル自治区の烏拉特中旗農・畜産業局のサポートの元、2018 年に自社牧場を開牧しました。 約3000万㎡の牧地に約2000 頭のカシミヤヤギが飼育されます。 同時に、持続可能な環境を目指して研究プロジェクトも開始しています。
- カシミヤヤギの飼料となる草原の回復機能を持続・向上させること。
- 草原の面積と飼育可能なカシミヤヤギの頭数の関係の分析。
- 飼育に伴う労働力と収支の算出。
- 遊牧生活の中で煩雑になっているカシミヤヤギの品種を分け育成。
- 牧草や土壌の分析・気候の変化や関与等。
- 研究分析された内容は牧民牧場と共有し、サステイナブルなカシミヤ産業を目指し地域の生活を共に作っていきます。
研究分析された内容は牧民牧場と共有し、サステイナブルなカシミヤ産業を目指し地域の生活を共に作っていきます。