顔の見える一貫生産

草原からのぬくもりを、原料から生産まで、お客様のもとへお届けするまで見守ります。

 

私たちの内モンゴル自社工場について

私たちの内モンゴルにある自社工場(NORTH PEACE TEXTILE.Inc) では約600 名が働いています。

牧民から受け取ったカシミヤを整毛し、染色・紡績・製造そして最後の仕上げから検品を 一貫で行っています。

顔の見える生産背景と健全なトレーサビリティにコミットします。

 

製造工程

1. 整毛:自社工場内にてカシミヤの選別

採取時のごみや埃などを取り除いた後、剛毛とうぶ毛の選別・ホワイトカシミヤ、グレーカシミヤに選別、さらに長さ、太さによって区別していきます。カシミヤは繊細な素材な為、温度・湿度を全自動コントロールするミスト完備で工場内の環境管理を行っています

2. 染色:わた染・糸染

調合データーを元に実際に染める染色の窯です。2018 年に新しい窯に交換されました。
工場では洗浄・染色等に使用する水を管理しており、不純物を取り除きカシミヤの染色に適した水質にする事で、美しい発色に染める事を可能にしています。
環境に配慮し水資源の消費が低減される方法を指標にしています。

3. 紡績:紡毛糸

わた染したものを紡績機にかけスライバーを作っていきます。何度も原毛を梳いては整え、シート状にして重ね合わせを繰り返していきます。細いテープ状になったスライバーはまだ、強度が弱く撚りをかけていく(撚糸)ことで糸状になり、織ったり編んだりする事ができる強度にしていきます。空気を含んだやわらかな紡毛糸になります。

4. 織付け:ストール

織物の場合はまず、経糸を機械にかける作業から始まります。織幅分の本数を人の手で1 本1 本通して機械にセッティングされます。緯糸を飛ばして織られていく際に機械音が大きいので、健康の為、作業中は耳を守るための耳栓、埃を吸わないようにマスクをつけるようにしています。帽子には2つの役割があり、機械に巻き込まれないようにする安全の為と、商品に頭髪が混ざる事を防止しています。

5. 検品

仕上がった商品は1 枚1 枚、サイズ通りに上がっているか、傷がないか、付属の間違ったものや付け忘れが無いか、細かく検品します。
やわらかい素材でデザインの違いが出るアパレル商品は人の目で確かめるしか検品ができません。最後に検針器を通し、出荷に向けて箱詰めされます。